Call of Venture ベンチャーの呼び声

スタートアップ企業で働く1人の若者。テック系スタートアップブログ。

組織で問題がおこったら、まずは仕組みが悪いことにしたほうがよさそう

とりあえず仕組みを疑ったほうがいいな、と思うことがあったので書き起こしておきます。

たとえば

例えばすごく寝坊をしてくるヒトがいるとするじゃないですか。
それがちょっとエライ人だったりすると、みんなのモチベーションに影響するし、全体としてダレた雰囲気になって良くないですよね。
それで、そのヒトに詰め寄って、「最近どうしたんだ」「しっかりしろよ」などと言ったからといって、解決するわけでも無いとおもいます。
もちろんそれで会社をクビにするのでもいいかもしれませんが、それだと会社には何も残りませんよね。
また寝坊するヒトが現れた時に、苦労して確保した人材を同じようにクビにするしかないというのはどうなんでしょう。

じゃあどうしよう

それで僕が思ったのは、組織内で何か問題がおこったら、まずはそれが起きない仕組みを考えるのが良いなということです。
今の寝坊の例で行くと、そもそも寝坊するのって睡眠時間が足りていないからだと思うんですね。
なので、会社をあげて長時間睡眠を奨励して、まくら給付金をだすとか、そもそも長時間残業を禁止して夜は早めに返すとかするといいんじゃないでしょうか。
他には、早朝出勤するとすごくいいことがある制度をつくるとか、仕事量が多くて1人が12時間働いているところを2人で6時間ずつ働くようにするとかもいいですね。

このように、仕組み化することで、会社に文化やシステムというアセットが残るので、なんだか良い方に前進できているような気がします。
大事なのは、仕組みだとPDCAが回せて、いずれは良い形に行き着けるということだと思います。
個人が気をつけるようにする、とかだと改善も何もありませんから。
なにごともアセット化していくことが大事ですね。

いっそのこと

社内の諸問題はもう全部仕組みが悪いことにしたほうがいいかもしれないですね。一旦全部そういうことにしましょう。
そうすると、問題がヒトから仕組みに移動するので、みんな気持よく議論して、よりよいアイデアがでてくると思います。
やはり自分が悪いということで話が進むと、実はこうなんだよね、だからこうするといいと思う、という素直な意見は出しづらいものです。 結局やりたいのって、遅刻を無くしたいということだけですよね。そのヒトを責めてもなんにもならないですから、ヒトに責任は無いというふうにしたほうがいいかもしれません。

おわりに

もちろん、本当に仕事に対して全くやる気が無くなってしまったというヒトには会社を去って貰う必要が有るかもしれません。
ビジョナリー・カンパニー2でいうところの、「不適切なヒトをバスからおろす」というやつです。
ですが、やっぱり仕組みで解決できることはできるだけ仕組みを作っていくのがいいなぁと思った次第です。