Call of Venture ベンチャーの呼び声

スタートアップ企業で働く1人の若者。テック系スタートアップブログ。

神々の集い、CTO Night & Day 2015 Winter に行ってきました。

10月の出雲大社みたいな感じでした。

せっかく行ってきたので、今の想いを文章に起こしておこうと思います。

 

超弩級ボーナスステージ 

結論から言いますと、参加してよかったです。

良かったどころの話ではなかったです。素晴らしかった。

 

個人的には、CTOコミュニティでの認知を取りに行きたかったので、LTやったり、積極的に発言したり、外見の分かりやすさのためにキャップをかぶって行きました。

どれもまあまあ功を奏したのかなと思っています。とくにLTはやって本当に良かったです。

www.slideshare.net

github.com

ちなみに普段は帽子もかぶらないし、LTもやりません。お見苦しいところをお見せしました。

 

全体を通して振り返ると、以下の3点がとりわけ良かったです。

  • 今後迎えるフェーズを先取りできた
  • 経営者としてのCTOの役割について、CTO同士でディスカッションできた
  • 採用の温度感を肌で感じた

 1点ずつ振り返りをしたいと思います。

 

今後迎えるフェーズを先取りできた

未来を見せていただいた3日間でした。

参加されているCTOの方々のほとんどは、人数規模でも事業フェーズでも、何段階も先をゆく方々ばかりでした。僕がこれから体験することをすでにクリアしてきた、海千山千の猛者が揃い踏みです。こんな先輩方と直接お話できるチャンスはなかなかありません。

 

CTOとしての心構え、エンジニアの評価、人事制度、技術のキャッチアップ方法など勉強させて頂くばかりでした。

僕の方からはあまり面白い話もできなかったと思いますが、先輩方の経験に学ばせていただきました。お話させていただいたCTOのみなさん、本当にありがとうございました。

 

経営者としてのCTOの役割について、CTO同士でディスカッションできた

イベント中に、アンカンファレンスという催しがありました。これは参加者が議題を出しあって、それについて10人程のグループでディスカッションをするというものでした。

僕は「経営者としてCTOがすべきこと」というテーマに参加しました。

 

ディスカッションの中で「経営者としてCTOがすべきことは何か?」いくつか結論らしいものは出ました。

  • 自分がいなくても自走するエンジニアチームを作る
  • 技術視点からの経営判断

などです。しかし僕の中ではなにか違うなという思いがあります。

「アレとこれとそれをやるのがCTO」ではなく、たった一つこれだというものがあるような気がしています。つまり、指針となるたったひとつの行動理念が存在するのではないでしょうか。

「経営者としてすべきこと」と「技術責任者としてすべきこと」というのはそれぞれなんとなく分かるのですが、経営者であり技術者責任者でもある「CTOとしてすべきこと」というのは一体何なのでしょうか。

 事業内容やチーム規模によって変わるでしょうし、実際のTODO自体は変動的なものだと思います。

 自分の置かれた環境にふさわしい解を見つけることが、今後の課題です。

 

これについては、BASEの藤川さんもエントリも大変参考になりました。

f-shin.net

 

採用の温度感を肌で感じた

エンジニア採用が難しいと言われる中で、CTOの皆さんが実際どれほどの熱量で採用に取り組まれているのかを肌で感じました。

その水準でいうと、僕が今までやっていたのは採用活動ではありませんでした。

 

結局のところ、かけたコストと熱量が結果として返ってくるみたいです。

カンファレンスでは「Pingを欠かさない」と表現されていましたが、一緒に働きたい人にLove Callを送り続けることの重要さを知りました。

札束での殴り合いによるエンジニア争奪戦に参加することは出来ないので、地道にロビー活動を頑張っていくほかありません。

一方でオフショアやリモートを視野に入れていくことも必要だなと感じました。

 

おわりに

3日間でかなり視座の高さを上げていただきました。僕のような若輩CTOこそ参加すべきイベントです。(一方で若輩CTOが少ないからこそのクオリティの高さがあるのですが。)

某CTOさんとのお話でもありましたが、視座の高さがビジョンの大きさやメタゲーム的な勝利に繋がると思います。

 

引き続き邁進していきますので皆様よろしくお願いします。